生活のそばにある朋和産業のパッケージ製品

「朋和産業の特色が知りたい」
「朋和産業のパッケージの特徴が知りたい」
「朋和産業ってどんな製品を作っているの?」

毎日何気ない手にしている商品を包んでいる素材の大半は、朋和産業が研究開発した製品である可能性が高くなっています。
大手食品メーカーで採用事例が多く、中身を安全に守りながらも一目でそれがどんな商品なのかを判断することができます。
朋和産業は業界トップクラスのシェアを誇っているだけではなく、企画からデザイン、生産まであらゆるニーズに応えることが可能です。

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【朋和産業まとめ】食品パッケージの役割と注意点

徹底的な調査から全てが始まる

パッケージメーカーと言えば梱包する中身に合わせた素材で作成して、キャッチーなデザインをするものだと思ってしまいがちですが、朋和産業ではそれらの優れた技術を持っているのはもちろんのこと、徹底的な調査から全てが始まります。
市場調査を実施することでその商品がどんな層の顧客に受け入れられるのか、あるいは依頼をした企業がどの層を顧客ターゲットにしているのかを見極め、相応しいデザインが考案されます。
例えば若い女性をターゲットにした場合にはかわいらしくてポップなデザインにしたり、年配の男性ならばシックでお洒落なデザインを目指します。
表面には様々な印刷を行いますが、企業のコーポレートカラーや商品のブランドカラーを取り入れつつも、商品棚に並んだ時にインパクトを与えて興味を引くように工夫がされています。
さらに分かりやすく中身をイメージできるイラストや写真、ロゴなどを駆使して、顧客にその商品が何であるのかを伝えます。
一方、梱包する商品が食品の場合は食品表示法の適用となり、生産地や原材料、含有しているグラム数などを表示するスペースも必要です。
法令を遵守しつつもデザイン性を両立させるのも、同社が長年培ってきた企画力やデザイン力が発揮される瞬間です。
形状や印刷する内容が決まったところで重要となるのが使用する素材で、ここでの決断が全てを左右すると言っても過言ではありません。

食品の場合は開封して食べるのも重要なプロセス

食品の例では工場で生産されてから店舗まで輸送して商品棚にディスプレイされ、それを購入した顧客が自宅まで持ち帰るまで安全に中身が守られるのは必須です。
スナック菓子のような乾いたものもあれば、ゼリーやジュースなど水分量が多いものもあり、使用する素材や防水の基準が変わって来ます。
完全に密封させることで水分を一切漏らさず、食べる時にはある角度に力を加えることで簡単にフィルムを剥がすことができます。
一般的には丈夫な素材で作ることが大切ですが、食品の場合は開封して食べるのも重要なプロセスで、開けやすさが求められる場合もあります。
強度と開けやすさはトレードオフになるケースもあり、ここでも同社の腕の見せ所です。
線に沿って切ることでパッケージが開き、封入されている食べ物を食べられるタイプのほか、パウチの付いたものであれば中身が残った時に閉じた場合は一定期間にわたり品質を保つことができ、後からでもおいしくいただくことが可能です。
冷凍食品では氷点下の温度や常温など幅広いレンジの温度変化に耐えられる素材を使用するだけではなく、同時に強度も求められます。
また、パッケージのままでレンジで温めたり湯煎をして食べるタイプの食品の場合は、相応の強度も必要です。

カーボンニュートラルやサスティナブルな社会が求められる時代

昨今ではカーボンニュートラルやサスティナブルな社会が求められる時代となり、これはパッケージ生産の現場でも大きな課題です。
原材料を使用した研究開発や生産にCo2が発生するのは避けられませんが、例えば熱による加工を行う際に使用するエネルギーを最小限にするなどの工夫がされています。
ポリエチレンやPET素材なども可能な限りリサイクル素材を使用し、無駄を省く努力が日夜続いています。
また、流通ルートを徹底的に見直して効率化することに成功し、燃料の使用量やCo2の排出量を大幅に削減しました。
そんな朋和産業のパッケージ商品は食品分野で有名でしたが、ここ数年で医療分野への進出も果たしています。
医薬品を包むためのパッケージは食品と比較してもよりセンシティブなものですが、このような分野こそ同社が積み重ねて来たノウハウが存分に発揮されました。
顆粒の医薬品を包む際にはしっかりと梱包するのはもちろんのこと、一切の水分が入り込むことは許されません。
その上、服用する際にはパッケージの一部を手で千切り、先端を口に近付けて顆粒の医薬品を口内へ注ぎ込むという役割も果たさなければなりません。
このような利用目的に対しても同社は見事に応え、有名製薬メーカーとの専属契約も実現しました。

まとめ

メディカル機器を梱包する場合には清潔感に加えて抗菌機能が求められるケースもありますが、食品のパッケージの分野で培ってきたノウハウがここでも活かされました。
これらのパッケージ製品は朋和産業が研究開発してきたもののほんの一部であり、数えきれないほどの種類が存在しているほか、日夜研究開発が続いていることから今後もどんどん種類が増えていきます。
今日、何気なく購入した商品を手にした時に触れた素材は、朋和産業が作り出したものかもしれません。